リハビリテーションのご案内

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作業療法(Occupational Therapy : OT)

作業療法成人スタッフ 作業療法小児スタッフ

作業療法士:29名
(成人担当:17名)
(小児担当:12名)
(平成31年4月1日現在)

作業療法(成人部門)

1階訓練室
1階訓練室
ADL訓練室
ADL訓練室
入浴訓練室
入浴訓練室
4階訓練室
4階訓練室

作業療法の内容

主に運動面、高次脳機能面、日常生活面、心理面へのアプローチを行っています。
また、自助具の作製、考案、紹介なども行います。

1. 運動面
  • 上肢機能訓練 腕や手の動きを改善する
  • ベッドの上での寝返り、起き上がり訓練 動作をスムーズに行う
  • 座る姿勢を整えるための訓練 車椅子やベッドの端で
  • 立ち上がりや立つ姿勢を整えるための訓練 バランスを改善する
などを行います。
上肢機能訓練
上肢機能訓練の一例
2. 高次脳機能面
脳が損傷されたことにより現れる次のような症状を高次脳機能障害といいます。

  • 記憶障害 ついさっきのことを覚えていないなど
  • 意欲低下 無表情で、やる気がなさそうなど
  • 注意障害 そわそわして落ち着きがないなど
  • 失行・失認 手は動くのに、お箸の使い方がわからないなど
  • 半側空間無視 車椅子が壁にぶつかっても気がつかないなど
作業療法では、日常生活で患者様がどのように困っておられるかを把握し、訓練や支援を行っていきます。
半側空間無視の現れ方の一例
見本      模写
半側空間無視の現れ方の一例

高次脳機能訓練
高次脳機能訓練
3. 日常生活面
  • 食事 食事の際の姿勢づくり、使いやすい道具の紹介、左手でのお箸の使い方など
食事
  • 着替え 前開きシャツやかぶりシャツ、靴下やズボンの着脱など
着替え
  • トイレ動作 車椅子から便座への移動、ズボンの上げ下げなど
トイレ動作
  • 入浴動作 浴室への移動、浴槽への出入り、体の洗い方など
入浴動作
  • 整容動作 洗顔、歯磨き、手洗いなど
  • 家事動作 調理動作、洗濯物干し、掃除など
家事動作
4. 心理面

作品作りなどを通じて、生活に対する意欲を維持し、不安を和らげ、精神的な安定を図ります。

5. 自助具の作成・考案・紹介

現在のからだの機能を補うことで、毎日の生活がさらに安全で快適なものになるように、自助具をご紹介する場合もあります。

ボタンエイド
ボタンエイド
ループつきタオル
ループつきタオル
6. ドライビングシミュレーター

作業療法士と一緒に自動車の運転復帰に向けて、運転に対する評価・訓練をサポートするドライビングシミュレーターを導入しています。

ドライビングシミュレーター

作業療法(小児部門)

作業療法では…

子どもの作業療法では

  • 「子どもさんの遊んでいる様子」
  • 「お母さんや園の先生へのインタビュー」
  • 「これまでの育ちや文化」
  • 「必要に応じて検査(感覚統合検査など)」

などから、子どもさんの全体像を分析します。

子どもさんがいきいき生活するには…
 

例えば、縄跳びが苦手な子に対して
① ジャンプの仕方を工夫して力を伸ばすことも大切です。しかし、…
② 回しやすい紐があると上手にできるかも…
③ 指示の出し方(関わり方)を工夫すればできるかも…

そこで、子どもさんの苦手な活動の工夫関わり方の工夫も大切にしています。

子どもさんといろいろな活動をつなげるのが作業療法になります。

 

子どもさんといろいろな活動をつなげるのが作業療法になります。

対象疾患

広汎性発達障害、運動発達遅滞、脳性まひ、ダウン症、生活の中で何かしら苦手なことのある子どもさんが対象となります。

治療内容
1. 運動面へのアプローチ
《目的》
  • 「首の座り・四つ這い・座位・立位」など基本的な姿勢
  • 「力加減・手足のスムーズな動き」など身体の動かし方

これらをコントロールできるようになることが目的となります。
安定した姿勢は日常生活動作や学習・遊びでの効率のよい目と手の使用につながります。

《方法》

好きな遊び・おもちゃを使い姿勢の練習を行います。また、遊具を通して練習を行います。

2. 日常生活面(ADL)へのアプローチ
《目的》
  • 食器の使い方、食べ方、偏食の改善など、食事場面
  • 上衣、下衣の脱着など着替え場面
  • おしっこ、うんちの事前・事後予告など排泄場面

これらを子どもが自発的に行いやすくなることが目的となります。

《方法》

行い方・動作方法の工夫を子どもと一緒に練習していきます。道具の改造・工夫など環境設定を行う場合もあります。

3. 遊びへのアプローチ
《目的》

遊びとは…

  • 遊びと達成感
    子どもは、自発的に関わって「できた!」という経験を元に学習し、成長していきます。
  • 好きな遊びで日常生活動作を練習する
    遊びでは、日常生活動作に近い活動を行っています。
 

例えば…
スコップですくう活動は、食事場面のスプーンの使い方に近いという特性があります。また、遊びでの貸し借りや、ごっこ遊びは社会性につながると言われています。

そこで、作業療法では、遊びを通して子どもが自発的に遊びを広げ、挑戦していけることが目的となります。

《方法》

子どもさんの遊び・課題の段階に合わせ、おもちゃ・遊具を作業療法士がアレンジを加え提供します。

4. 学習面へのアプローチ
《目的》
  • 書字
  • 数の概念
  • 手の操作
  • 道具の操作(ハサミ・定規など)

こうしたことが上手くいくことが目的になります。

《方法》
  • 手の機能(つかむ、つまむ、離す)
  • 目の機能(追視・注視)
  • 目と手の協調
  • 図形の捉え方

使っている道具(鉛筆・ハサミ)などを分析し、椅子・鉛筆などの工夫・改造を行い環境面を整えます。園の先生、学校の先生へのアドバイスをさせていただく場合もあります。

5. 心理面・対人面へのアプローチ
《目的》
  • 情緒の安定
  • 自尊心の向上
  • 対人関係の広がり
  • 集団での生活をほどよくこなせる

これらが目的となります。

《方法》

子どもの好む遊びなどから、どのような方法が情緒の安定につながるかを見つけていきます。また、作業療法士を媒介として、貸し借りを行う、ノンバーバルコミュニケーションなどに気づくように関わるなどして、対人関係の取り方を伝えます。園・学校へアドバイスさせていただくことがあります。

訓練室
訓練室 訓練室
訓練室  

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