検査科 -生体検査(生理機能検査)-
当センター内にて実施している検査項目です。予約制の項目もあります。
心電図
心臓から発生する微小な電気信号を、手足と胸に付けた電極で記録する検査です。不整脈や心筋に異常がないかを調べます。 |
心電図検査装置 FCP-8800 |
【検査時間】 約5分
【注意事項】 ・電極装着後は力を抜き、動かず安静を保ってください。
・緊急性の高い患者さまを優先させていただく場合があります。
マスター負荷心電図
体を動かしたとき胸痛等の症状が出現する労作性狭心症などを心電図で調べます。
凸型の2段の階段を昇降運動して心臓に負担をかけ、心電図の変化をみます。
【検査時間】 約20分
【注意事項】 ・階段を1分30秒~3分昇降します。
・膝や足に痛みがある方、昇降中気分が悪くなられた方は申し出てください。
24時間ホルター心電図/24時間血圧心電図(予約制)
シール型電極を胸に貼り付け、小型の心電図記録器に接続し、24時間分の心電図を記録します。 |
長時間心電図記録器 FM-100 (24時間ホルター心電図) 長時間心電図用テープレコーダー FM-800 (24時間血圧心電図) |
【検査時間】 約20分
【注意事項】 ・検査当日は、入浴・シャワーはできません。
・それ以外は普段通りの生活をしてください。
・電気毛布、低周波治療の使用はご遠慮ください。
・24時間血圧計では、腕にカフを取り付けているため、上着の着替えはできません。
・電極シールの粘着力が強いため、肌がかゆくなる場合があります。
・心電計の装着(1日目)と取り外し(2日目)があるため、2日連続して来院していただく必要があります。
呼吸機能(肺機能)
肺・気管支など呼吸器の状態を調べる検査です。 |
電子スパイロメーターDISCOM-21FXⅡ |
≪検査項目≫
・肺気量分画(肺活量) 肺が空気を出入りさせうる最大量を『肺活量』といいます。
できるだけ深く息を吸い込んだのちに吐き出す空気の量で測定します。
・フローボリューム 胸いっぱい吸い込んだ空気を勢いよく吐き出し、最初の1秒間に吐き出した量を調べることで閉塞性換気障害の有無や程度をみます。
【検査時間】 10~20分
【注意事項】 ・患者さまの努力により結果は大きく変わります。
よりよい結果がだせるよう一緒にがんばりましょう。
・鼻をつまみ、マウスピースをくわえて口で呼吸をしていただきます。
口呼吸が難しい、マウスピースをうまくくわえられないなど患者さまの状態により、検査に時間がかかる場合があります。
・入れ歯ははずしていただきます。
血管伸展性検査(血圧脈波検査、血管年齢検査)
両手、両足の血圧を測定して、血管の詰まり具合や血管の硬さをみる検査です。 |
血圧脈波検査装置 Vasera VS-3000N |
≪検査項目≫
・ABI(Ankle Brachial Index) : 足の動脈硬化の程度を調べます。
・CAVI(Cardio Ankle Vascular Index) : 大動脈から足首までの動脈の硬さの程度を調べます。
【検査時間】 約10~20分
【注意事項】 ・血圧が高い場合は10分ほど安静にしてから検査します。
・上半身は薄着になり、靴下・ストッキングは脱いで素足になっていただきます。
・検査中は動いたりお話をすることはできません。
・カフ(圧迫帯)がしまる際、痛みを感じたらすぐに申し出てください。
脳波 (予約制)
脳の機能(動き)を調べる検査で、頭皮上に多数の電極(19個)を装着して記録します。 |
脳波検査装置 EEG-1200 |
【検査時間】 約1時間
【注意事項】 ・時間がかかる検査です。
検査前にトイレを済ませておいてください。
・手足や頭が頻繁に動くと、きれいな脳波を記録することができないため、患者さまの状態により、眠らせて検査を行います。
自然睡眠が無理な場合、弱い眠剤(睡眠薬)を使用します。
・検査終了後、ペースト(電極接着剤)は極力拭き取りますが、若干残ってしまいます。
(通常の洗髪で落とすことができます)ご了承ください。
・検査当日はスプレーやワックス類の使用はお控えください。
超音波検査(予約制)
超音波を体内に発信し、体内の各組織から反射してくる超音波を画像として映し出す画像診断検査です。 |
超音波診断装置LOGIQ S8 |
≪主な検査項目≫
・上腹部 : 腹部臓器の様子をみる検査です。肝臓・腎臓・膵臓・脾臓・胆嚢などを観察し、病態の評価を行います。
・血管領域(頸動脈・下肢静脈) : 左右の頸動脈や足の血管を調べる検査です。
血管の詰まりや動脈硬化の程度を観察します。
・心臓 : 心臓の動きを調べる検査です。心臓の動き・弁の状態・心臓の血流状態を観察し、心臓全体の機能を調べます。
【注意事項】 ・項目により食事制限がありますので、医師の指示に従ってください。
・緊急性の高い患者さまを優先させていただく場合があります。